お寿司、焼き穴子、和風スパゲティ
巻き寿司
お寿司の中でも、巻き寿司ですね。
亡き母が、作ってくれた巻き寿司、
忘れられませんね。
中身は、
キュウリ、
卵焼き、
それと【桜でんぶ】
しゃり、これが粘り気かあってもちもちで、
お寿の甘みと酸っぱさとが馴染んで、
光沢があって、なんとも堪らない味でした。
大きさは、手のひらの半分くらいかな。
手ごろで一口では、食べ切れず、二個か
三個でお腹にちょうどよかった。
食べ盛りでしたから、ガサツに食べていましたが、
もう食べれない味です。
焼き穴子
七輪に炭を入れ、金網の上で、
さばいたばかりの穴子を焼くのです。
背中の皮が少しこげ、醤油に漬けて、また焼く
少し黄金色になったころに、
いい匂いがするのです。
この匂いが、忘れられませんね。
小さな焼けた穴子を食べさせてくれたのです
が、大振りなものよりはるかにうまい。
「うー、うまい、
もう、一本。」
どこかで聞いたような台詞でしょう。
そうそう、巻き寿司の中にこの焼き穴子を入れ
ると、焦げた匂いがいっそう香ばしい。
これが、たまらない。
独特の甘みが出てくるのです。
忘れられない贅沢な味です。
もう一つ、穴子の骨、焼いたら美味しいですよ。
機会があれば、バリバリと食べてみてください
ね。
和風スパゲティ
新婚の時女房殿が作ってくれた和風スパゲティ
これは、三十四年経ちましたが忘れられない味
です。
彼女の作る料理はおいしいのです。
素晴らしい。
当然ですよね愛しい人に作るのですからね、
何でも食べましたよ。
この和風スパゲティ以外は。
本当にまずい。
ここまで美味しくないものは
食べたことがない。
34年の時が経っても、忘れられない【まずさ】
言葉を選びましたよ。
「僕の舌がおかしいのかな。」
「君が作るものは全て食べてきたよね。」
「これはちょっと。いくら新婚でも
難しいかもね。」
「食べてみて。」
これ以後、二度と
和風スパゲティは、
作ってもらえませんでした。
今でも鼻と舌に残る、強烈な思い出です。
美味しいものも思い出で残りますが、
全く食べれないほどのまずい物も残りますね。
今日も読んでいただき
ありがとうごさいました。